生成AIで映像をつくる会社は増えましたが、「AIで生成した映像を納める」という点が同じでも、中身は大きく違います。違いが出るのは、映像にする前の工程です。誰に何を伝えるかを決める企画、言葉で場面を組み立てる脚本、方向を確かめる絵コンテ。ここを人が設計しているか、それともツールに指示を入れて出てきたものをそのまま納めているか。同じツールを使っても仕上がりに差が出る理由は、ほぼここにあります。
もう一つの違いは、映像にしたあとの扱いです。AIの映像は、同じ指示でも毎回少しずつ違うものが出てきます。修正をどの段階で受けるか、権利の確認を誰がするかが決まっていない会社に頼むと、費用と時間が読めなくなります。
順に説明します。どれも、見積もりを取る前の打ち合わせで確かめられることです。
「素材と指示をもらって生成する」会社と、「目的を聞いて企画・脚本から組み立てる」会社があります。手元に台本や絵コンテがあるなら前者でも足りますが、「何をつくればいいかから相談したい」なら後者が必要です。見積もりの内訳に、企画・脚本・絵コンテの工程が入っているかを見てください。
サンプル映像は誰でも載せられます。見るべきは、お客様の案件として公開された映像と、コンテストや上映など第三者が選んだ実績です。受賞歴や審査員の経験は、その会社の判断の水準を示します。作品を見るときは、ツールの新しさより、物語・世界観・キャラクターが立っているかに注目してください。半年たっても古びない映像は、そこが設計されています(詳しくはこちらのコラム)。
料金はサイトに出ていないことが多く、出ていても「要相談」だけの会社もあります。最低料金と、何が含まれるか(企画・脚本・生成・編集・音楽・ナレーション)が書かれていれば、比較ができます。極端に安い見積もりは、含まれる工程が少ないことがあります。費用の考え方はAI動画制作の費用相場の記事にまとめています。
AI動画で費用と時間がいちばんかかるのは、映像にする工程です。映像にしてから方向を変えると、作り直しになります。よい会社は、脚本と絵コンテの段階でしっかり確かめる進め方をしていて、その段階の修正には柔軟です。修正の回数だけを強調する説明より、「絵コンテまでに固め、映像化後の作り直しは別途」と段階を明示している会社のほうが、結果として速く、安く仕上がります(絵コンテで確かめる進め方)。
生成AIの映像を広告に使うなら、既存の著作物を出力しないための設計と、人の目による確認があるかを聞いてください。お預かりした素材や指示がAIの学習に使われないツールを使っているかも、確認しておきたい点です。NDA(秘密保持契約)を結べるか、未公開の商品や企画を扱った経験があるかも確認点です。既存のキャラクターや作品を使う企画なら、権利の範囲を制作前に一緒に整理してくれる会社を選んでください(既存IPをAI映像にするとき)。
動画生成AIは数ヶ月で入れ替わります。特定のツールだけに依存している会社は、そのツールの仕様変更や終了の影響をそのまま受けます。どのAIを使っているかを開示し、案件ごとに選べる体制かを見てください。ツール提供元の公式パートナーであることは、最新モデルを早く検証できるという意味で一つの目安になります。
打ち合わせをする人と、実際に映像をつくる人が別の会社もあります。企画・演出の判断をする人が最初から打ち合わせに出てくるか、確かめてください。伝えたことがそのまま映像の設計に入るかどうかが、ここで決まります。
Tfilms AI Studio は、東京・大阪を拠点にするAI映像・AI動画の制作会社です。上の7つに当てはめると、次のとおりです。